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壱岐商開発商品はアスパラガスのレトルトカレー。

2015-7-15

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壱岐商業高校の生徒が開発を進めてきた商品は、壱岐産アスパラガスを配合したレトルト食品「アッパレカレー」に決定しました。


商品開発は3年生26人が受講している課題研究(黒木正剛講師/いき研理事・4月28日~11月17日、計7回)で行われ、生徒それぞれが商品化したいアイデアを発表。最終的にアスパラカレー、ハヤシライス、ゆずジャム、ゆず塩飴の4案に絞り、その中で「特産品を島内外に広め、万人に喜んでもらえるもの」などの観点から同カレーの商品化となりました。


4案から多数決で採用されたデザイン

多数決で採用されたパッケージデザイン案


ネーミングはJA壱岐市アスパラガス部会が2012年に日本農業賞の最高位となる大賞(集団組織の部)を受賞した喜びを表現した「あっぱれ」と、壱岐特産であるアスパラガスを重ね合わせて、「アッパレカレー」と命名。パッケージデザインもグループに分かれて考案し、猿岩を前面に押し出した案や、アスパラ畑に太陽が当たっている離島ならではの案も検討されましたが、大きなアスパラガスに男の子がぶら下がっているダイナミックなデザインを採用しました。


生徒が6つの要素から試食品を評価

生徒が6項目から試食品を5段階評価


試食は甘みや酸味、塩味、苦味、うま味、香りの6項目を多数決で5段階評価。1回目の試食で「塩気が多い」「香りが少ない」などの意見を取り入れ、2回の試食を経て味の改善も行っています。同校の浦田恵子教諭は「口あたり爽やかで後味さっぱりのカレーに仕上げることが出来ました」と味に太鼓判を押しました。


JA川上課長(左)と県振興局も試食会に参加。

JA川上課長(左)と県振興局らも試食に参加


壱岐産アスパラガスのブランド力を高めるためにも「商品開発が悲願だった」というJA壱岐市直販課の川上治課長は「アッパレカレーと生アスパラガスのセット販売も企画しています。今後も業種を問わず協働しながら商品開発し、壱岐を盛り上げていければ」と目を細めて話していました。