新道商工振興会は10月2日から11月末日までの2か月間、壱岐スピリチュアル拠点づくり事業「拠点づくり」の一環として観光案内所をお宝地蔵横に開設しました。

壱岐には神社庁登録の神社が150社、祠も含めると1000社以上ありますが、観光客は「壱岐がスピリチュアルな島」であることをほとんど知りません。そこで新道商店街の空き店舗に「壱岐スピリチュアルツアー」の案内が一堂に会する拠点を実験的に開設。着地型観光の拠点を作り、商店街の集客につなげようと試みました。

観光パンフ設置のために作業する商店街関係者

まずはレンタカーなどを利用する個人客（想定は女子旅）をターゲットにレンタカー各社、旅館や民宿、港などに観光案内所の開設を案内するチラシを配布しました。

また、先のワークショップで紹介されたスピリチュアルな観光地を基本に18箇所を取材。制作した観光案内パンフレットは来所者に配布し、壱岐の魅力を口頭で説明しました。観光案内所の来所者数は2か月間で324人。内訳は子ども98人、20代8人、30代56人、40代100人、50代24人、60代32人、70代6人（うち島民234人）でした。

お宝地蔵横に完成した観光案内所

10月31日には観光案内所を拠点とした「ハロウィン祭」も商店街の若者ら有志で行われ、事業実施後もお宝地蔵周辺をイルミネーションで飾るなど、商店街活性化に繋げようとするモチベーションが大いに高まっています。商店街役員からは「観光案内所は１年を通して継続するべき」との声も聞かれ、常設化出来ないかと検討もされています。